2008年09月12日

天竺見聞録 ぱーと3

相変わらずタクシーの中。汗だくで。

窓からは相変わらず埃まみれの熱風が入ってくるだけ。

ホテルに着いた頃には、髪の毛がアフロになってそうな気がした。

 

この道中記、すでにパート3に突入しておりますが、未だに初日のホテルに着いていません。

 

 

これでは一体、「さらば愛と哀しみのデカン高原!神秘と不思議に満ちた灼熱大陸、しつこい物売りとリクシャーと牛の群れ・・・。インドか・・ ・、何もかも、皆懐かしい・・・帰国編」はいつ頃アップできるんだろうか・・・?

 

 

とりあえず一歩でも先に進めよう。

 

 

このタクシーと共に人生の大半を送ったであろうベテラン・ドライバー氏は、時折ライトに映し出される、多分Pさん達には見えない歩行者や野良ゾウ ( ホンマにそこら中にゴロゴロ)を視力5. 0くらいで避けながら


漆黒の闇と埃だらけの道を時速140kmくらいで疾走する。

 

 

 

ブレーキはあまり踏まない。

両肘をハンドルに掛けた前屈姿勢で前を凝視して、瞬間的、あるいは直感的にハンドルを切ってるように見える。

 

ひょっとしたら心眼を持っているのか?

見切りの極致をこんな異国で見せ付けられようとは夢にも思わなんだ。

 

まさに刹那!達人技である。

 

 

日本の常識を早く捨てなければ死ぬ!

 

 

・・・直感でそう思った瞬間だ。

 

 

にもかかわらず、わずか3秒後には目先の珍しさに興奮してはしゃぐ我々!

危機感ゼロ!

さすが安全大国JAPANの若造(当時)だ。

KYにもほどがある。

 

ちなみにインドではKIがフツーだ。

KIとは= 「空気が痛い!」

 

「おお~!ゾウがそこら中に~!!!スゲー!さすがインド!」・・・だって有り得んし!

 

 

 

「え?ゾウ、日本にはいないの?・・・日本ってヘンな国ですね」

 

ガイドのシッダールタ君(仮名:32才)はとてつもないカウンターパンチを我々に食らわせつつ (後でわかったが彼は日本語歴6ヶ月。日本がドコにあるのかさえ知らなかった。 当然日本にも野良ゾウがウロウロしてると本気で思ってた。日本語は普通に上手かった)

 

 

 

仮にアナタが夜中にハラが減ったので、近くのコンビニに弁当を買いに行ったとしますね。

 

自宅からコンビニまでの間にそこら辺に30頭くらい普通に野良ゾウがいます・・・ってカンジ。

 

 

 

 

「なんか道路上にいろいろいるみたいじゃけど、大丈夫ですか?」・・・Pさん達からの当然の質問。

 

 

そして帰ってきた答えは

 

 

「ノー・プロブレム!」

 

 

ただでさえ心細い異国の地で現地の人に「心配ない!」と言われれば、ホッと一安堵である。

 

 

この時、Pさんご一行はこの国における「ノープロブレム」

 

 

本当の意味を知るよしもなかった・ ・・。

 

 

 

 

 

で、まだまだタクシー車中。


あとで気付いたのだが、 東南アジアのタクシードライバーはやたらに「スピード命」のヤツが多すぎる!

インド、台湾、・・・君たちはナントカ連合か?
とにかく前の車、 抜くことしか考えてないドライバー大杉。

リクシャー、トゥクトぅク、ソンテウ・・・国や地域により形状や呼び名は違えども、ドライバー諸君の血は、常に煮えたぎっている。


バスドライバーも一緒。 とにかくみんなスピード狂。でその上エエ加減。


中には明らかに違う香のするタバコ状のものをふかしながら、 ラジカセで自分の好きなミュージックをかけてるバカヤロ様や、いきなりガソリンスタンドに客乗せたまま給油してる (アッチじゃ当たり前)ヤツや、客も客で、信号で止まればそこはバスストップ、乗り降り自在。

 

さらに混んできたら道路交通法、アンマ関係なし。

皆、己の信念と時の運によってのみ、行動している。

 

白いマットのジャングル上に、無法の嵐を巻き起こしたのはご存知「タイガーマスク」だが、

アジアのドライバー達は、公道上でルール無用の戦いに男の根性見せているのだ!しかも毎日!

 

男だけじゃないぞ・・・

 

 


コラ、 そこのオバはん、カブに5人乗りするんじゃない!
赤子をカブの前に付いてるカゴに置くんじゃない!

抱っこもやめなさい!

 

女子学生も風になる・・・。

ヘルメットカゴに入れてても役に立たんぞ。


 

 

で、タクシードライバー君
対向車が来たら意地になってホーン鳴らし続けるより先に
オメーがよけろ!


おメーら、 土曜の夜の天使か!


仏恥義理のか!

 


カッとびロックンロールを漢字で書けんのか?

 


しまいにゃワシが運転するぞ、 このヤロ~!

頼むからそんなにスリリングな真似するな!

 

 

 

 

 

それから・・・

 

もしかして、Pさん達が後ろ乗ってるの完全に忘れてないか?

 

 

 


しかも生まれたての仔鹿のようにプルプル震えながら・ ・・。

 

 


 

 



・ ・・タイで踏み切りの真ん中でどうにも避けられず、とうとう列車を止めてしまうのはこの11年後なのだが、ホントのアナキーってのはあのヘンにあった気がします!


コレに比べれば全国各地の絶叫マシーンなんてホンマ子供ダマシだ! って絶叫したくなりますよ、アナタだって。

マジで (涙

 

 

 

続く・・・のか?

 

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